柔道の東京五輪男子60キロ級代表の高藤直寿(27=パーク24)がアジア・オセアニア選手権(6~9日、キルギス)へ向けて進化に自信を見せている。

 昨年2月のGSデュッセルドルフ大会以来の試合に向けて、オンラインで取材に応じ「試合(間隔)が長い間空いたが、その間やってきたことが形、技になっている。完璧なコンディション。スタンダードな日本の柔道を極めてきたので見てほしい」と胸を張った。

 自身が考える「日本らしい柔道」とは「分かりやすく一本」と語り「一本が取れる技を練習してきた。大技と呼ばれるような大外刈り、払い腰であったりを総合的に強化してきた。戦術的な部分もうまくなっていると思うし、投げる部分も成長している」と進化を強調する。

 また「左右できるようになった。僕は左組みのイメージを持たれていると思うが、右もできたらさらに強くなる。試合で出せるだけの練習はやってきたので注目してほしい」。さらに担ぎ技を磨いてきたことも明かすなど、東京五輪金メダルへ着々と準備を進めている。