小川直也 準V長男に「涙は卒業」

2014年08月04日 16時00分

修徳の高校3冠ならず、雄勢は号泣

 もう泣くな。暴走王・小川直也(46)が長男の小川雄勢(18)に涙からの“卒業”を指令した。

 

 全国高校総体(インターハイ)柔道男子団体戦決勝(3日、千葉・成田市体育館)で、雄勢の所属する修徳高(東京)は国士舘高に敗れて準優勝。春の高校選手権、先月の金鷲旗に続く、“高校3冠”の野望を打ち砕かれた。

 

 雄勢は試合後、銀メダルを握り締めると、人目もはばからず悔しさをあらわに…。後輩たちへのあいさつでも涙は止まらず「インターハイは勝つことができなかったけど、みんな一生懸命やったと思う」と話すのが精一杯だった。

 

 インターハイは勝ち抜き戦ではないため雄勢ひとりの頑張りでは難しい中での準V。父も「修徳のカラーは出せた。最後までやってくれた」と奮闘をたたえた。ただ、同時に小川は「団体戦の涙は最後になるだろう」と息子に注文も忘れない。個人戦で悔し泣きするのは構わない。だが、小川自身、団体戦敗戦で泣いたのは同じ高校3年のインターハイ東京予選が最後だったという。

 

 雄勢は本紙既報通り、来春から明治大へ進学する予定。ジュニアからシニアへの戦いに移るなか、チームワークより個々の力がものをいうのがこれからの団体戦で、小川は「大学になると(団体戦の)カテゴリーが変わってくる。強い子が役をこなすかこなさないかの話」。さらなるステップアップのためには、仲間意識から生じる涙はもう必要ないというわけだ。

 

 4日の個人戦は100キロ超級で初優勝を狙う。小川は「精神的にどうやって気持ちを切り替えるかっていうのは1年の課題だった」と1年越しのリベンジも促した。