【全日本柔道選手権】現場はプチ混乱…コロナ陽性者発生で小川雄勢らパーク24の3選手欠場

2020年12月26日 21時38分

大会が開催された講道館

 東京・講道館で26日に開催された、体重無差別で柔道日本一を決める全日本柔道選手権は、2015年世界選手権100キロ級王者&リオ五輪同級銅メダルの羽賀龍之介(29=旭化成)の優勝で幕を閉じた。しかし、大会開始直前に新型コロナウイルス陽性者発生により3選手の欠場が発表されたことで、現場ではちょっとした混乱が巻き起こった。

 急遽欠場となったのは同じパーク24に所属する73キロ級の海老沼匡(30)、90キロ級の長澤憲大(27)、100キロ超級の小川雄勢(24)の3選手。大会の開始は午前9時半だったが、全日本柔道連盟(全柔連)から最初に発表があったのは同7時50分のことだった。当初は「体調不良のため」とされていたが、同8時32分に「新型コロナウイルス陽性者が出たため、チームとして出場しないとの判断」と発表が差し替えられた。

 あまりにも突然の発表だったため、報道陣は全柔連に説明を求めたものの「公表の内容については所属の判断になるため答えられない」と回答。パーク24は「感染した選手は他の選手に申し訳ないという気持ちが強く、精神的な面を考え、当社としては選手名などは非公表にしています」とコメントした。

 だが、この説明では感染した選手が今大会に出場予定の選手だったのかどうか、もしそうだったなら選手に対するPCR検査が行われたのは24日の午後2時半から5時だったにもかかわらず、なぜ直前の発表となったのかなど疑問点は多い。

 また「他の選手に申し訳ない」というコメントから、個人戦の大会ながら連帯責任を取らされる形となった選手がいることは明らかだ。3選手の出場を不可と判断したのは本当に所属だったのか。大会自体は無事に終了したものの、対応含め今後波紋を呼びそうだ。