体重無差別で柔道日本一を決める全日本柔道選手権(26日、東京・講道館)の前日会見が25日、都内で行われ、男子100キロ超級の影浦心(25=日本中央競馬会)が意気込みを語った。

 10月の講道館杯では久々の大会ながら優勝を果たし、現在も気力、体力ともに充実。「気分が高まっているので、早く試合がしたい」とすでに臨戦態勢に入っている。

 2月のグランドスラム・パリ大会で、五輪2連覇、世界選手権8連覇のテディ・リネール(31=フランス)を破る歴史的快挙を遂げ注目を集めたが、五輪代表には原沢久喜(28=百五銀行)が選出。「もう悔しい思いを絶対味わいたくない。全日本王者として次のオリンピックに臨みたい」と2024年のパリ五輪を見据え鼻息は荒い。

 今年の元日に結婚した1つ年下のねね夫人に対しては「食事面でサポートしてもらっている。唐揚げが好きなので、よく作ってもらっている」と感謝を述べる。「全日本出場は4回目。今年こそ絶対優勝という思いが強い」。夫婦二人三脚で「柔道日本一」の称号に向かい突き進む。