【講道館杯】コロナ対策は万全だった!? 元暴走王・小川直也氏「関係者全員への検査は絶対」

2020年11月02日 06時15分

試合前練習では選手、関係者が密状態になる光景が見られた

 大会開催は〝暴走行為〟だったのか? 新型コロナウイルス感染拡大後、〝濃厚接触競技〟の柔道では初となる全国規模の大会、講道館杯全日本体重別選手権が31、1日と千葉ポートアリーナで行われ、関心を集めた。

 感染リスクが不安視される中、講道館杯では出場者を昨年の約460人から約240人に大幅削減。さらに無観客開催、選手全員へのコロナ検査の義務づけ、1時間ごとの畳消毒などの対策が講じられた。

 全日本柔道連盟の山下泰裕会長(63)は「今回の準備、経験は今後の五輪や様々な大会に向けて生きると思う」と総括。無事に終了したことで、今大会が今後の大会開催におけるモデルケースとして考慮されることは明白だが、コロナ検査は選手のみでアリーナレベルに入る監督、コーチ、練習パートナーには実施せず。感染対策として十分だったのか、課題は残った。

 この点について、バルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏(52)は「大問題だよ。今回出なければ良かったという話じゃない」と声を大にする。

「前回(9月)も(本紙で)言ったけど、対策を徹底するなら関係者全員への検査は絶対。そもそも選手を守る立場でしょ? 管理する側が管理しないのはあり得ない」とバッサリ。「このやり方じゃ国際大会なんか絶対開けないよ。世間とのズレを何とかしたほうがいい」と強い口調で訴えた。

 確かに試合前には、選手が検査を受けていないパートナーと「密」状態で練習する光景も見られただけに、徹底しているかと言われれば疑問符が付く。次の全日本選手権(12月26日、講道館)でも今回の〝基準〟を踏襲するのか注目される。