【柔道】〝ひきこもり〟芳田司は自粛期間はプラス「治療に専念できた」

2020年09月30日 19時53分

オンライン取材に答える芳田司

 東京五輪柔道女子57キロ級代表の芳田司(24=コマツ)が30日、オンラインでの合同取材で現在の胸中を明かした。

 五輪の延期については社会の状況を鑑みて、覚悟はしていたというものの「気持ち、体と試合に向けて作っていたので、そういう部分での疲れのようなものがあった」とすぐに切り替えはできなかったという。

 4月の時点では「ガクーンと落ちていた」というが、自粛期間に自分と向き合い「気持ちも体も準備する期間が1年丸々ある。今はいいイメージしかない」と上向かせた。

 もともと「ひきこもるタイプ」ということで、ステイホーム中、家にいること自体は苦にならなかったというが、友人に送ってもらったという、竹製の横笛を吹くなどして気分転換もした。

 ガイドラインに沿って徐々に稽古を再開。7月からは柔道着を着始め、乱取りができたのは9月に入ってからということだが「練習ができない期間に映像を見て振り返る時間はあったので、乱取りを始めてもスッと入っていけた」とすでに最大強度レベルで稽古に励んでいる。

 五輪に向けては「手のケガもあったので、治療に専念できたのもめちゃめちゃプラス。いろいろあると思いますけど、試合があると信じて準備をするだけなので、一日一日を大切にしていきたい」と思いを語った。