【目撃】コラコラッ! 神聖な畳の上でサッカーとは…おまえら全員、丸坊主だ! 高校の柔道部なら顧問の先生に間違いなく怒鳴られそうなこのシーン、実は6日、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターでの柔道男子の全日本強化合宿でのひとコマなのだ。

 低迷する重量級の打開策として、アテネ五輪100キロ超級金メダリストの鈴木桂治コーチ(33)が導入したもの。サッカー好きで足技の達人として知られる鈴木コーチは「技に入るためのテンポや、軸足に体重を乗せることを意識させたい。他の階級と同じことをやっても結果は出てこないから」と狙いを説明した。

 とはいえ、柔道着姿の大男が必死にパスを繰り返す姿はなんとも風変わり。慣れないサッカーでパスミスする選手も結構多く、畳の上には妙な緊張感が漂っていた。これも、鈴木コーチの狙い通り!?