【柔道】山下泰裕会長がGS東京大会中止の経緯を説明〝来春の延期は無理と判断〟

2020年09月23日 16時52分

 全日本柔道連盟の山下泰裕会長(63)が23日、都内で取材に応じ、グランドスラム東京大会(12月11~13日、東京・代々木第一体育館)の中止発表について「ひと言でいうと残念です。我々は万全の形で開催する方向でいろんなところに働きかけてきた。ただ、アスリートを守る、そして我々のスポーツを守るために、やむを得ないと思う」と心境を口にした。

 さらに山下会長は中止に至った経緯も説明。9月18日の夕方に国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長と電話会談したといい、その時にビゼール会長からコロナ禍を鑑みて東京大会を「ぜひ来年3、4月に延期してほしい」と要求されたという。だが、来年の東京五輪開幕を控える時期。「大会の会場の確保がとても容易じゃない。それから国内大会や国際大会のスケジュールも立て込んでいる」と実情を踏まえた山下会長は、ビゼール会長に「検討はしてみるが、前向きに検討できるとは言えない。極めて難しい状況だ」と伝えたという。

 最終的に五輪ホスト国の日本が来年春に開催するのは難しいとの結論に至ったという。

 なお、IJFのビゼール会長はホームページで「今の状況で最も重要なのは選手と我々のスポーツの安全を守ること。全ての関係者と調整しながら、可能な限りの努力を続ける」とのコメントを掲載している。