【柔道】永瀬貴規「ステイホーム中は読書」内田篤人の著作に刺激受けた

2020年09月15日 16時16分

オンライン取材に答える永瀬

 リオ五輪柔道男子81キロ級銅メダリストで、来夏の東京五輪でも代表に内定している永瀬貴規(26=旭化成)が15日、オンラインでの合同取材で大一番への覚悟を語った。

 コロナ禍で五輪が延期になったときには「20年に照準を合わせていたので、多少の動揺があった」と正直な胸の内を吐露。だが「今できることをやろう」とすぐに気持ちを入れ替えたという。

 拠点の母校・筑波大での稽古もできなくなり、自粛期間を含めた3か月ほどは走り込みや自重トレーニングに明け暮れた。7月に入って、所属の旭化成の大柔道場がある宮崎・延岡に移動。段階的に柔道着を着た稽古を約1か月行い、8月からは筑波大での稽古を再開させた。

 7月中旬に乱取りを始めた時は動き、スタミナ面での落ち込みを感じたというが、焦りはなかったという。「2017年にヒザの手術をして、長く稽古ができなかった。大変な時期だったが、その苦労があったので不安はなかった」と冷静に稽古に取り組んだ。

 ステイホーム期間には「今まであまり読んでこなかった本を読もう」と一念発起。アスリートや指導者が書いたものを中心に読みあさったが、特に先日引退したサッカー元日本代表DF・内田篤人(32)の著作には「内田さんもケガをしており、考え方も含めて似ている部分があると感じた。信念を貫き通す姿は見習わないといけない」と刺激を受けたという。

 今後の課題については「3か月のブランクで衰えた感覚、ズレの部分を戻して、軸を強くする。その上で相手の意表を突くような新しい技にも挑戦したい」ときっぱり。五輪の開催自体を危ぶむ声もあるが「開催されると信じて取り組むだけ。日本代表として金メダルは使命だと思っているので、その使命を果たしたい」と力を込めた。