【柔道】IJFが方針発表 国際大会9月開催に「?」

2020年06月10日 16時40分

 本当に大丈夫!? 国際柔道連盟(IJF)が、新型コロナウイルス禍の影響で3月から中断している国際大会を9月に再開する方針を発表したが、全日本柔道連盟は慎重な姿勢だ。

 IJFによると、詳細については協議中とのことで、いったんは中止した大会の実施も検討する方針。9~10月にはブラジルやUAEでのグランドスラム大会などが予定されているが、全柔連関係者は「大陸をまたいで参加するのは難しい」と懐疑的。金野潤強化委員長(53)も「選手が状態をつくり上げるにはもう少し時間が必要。まずは状況を少しずつ改善していくだけ」と話すにとどめた。世界の情勢を見ても、コロナ感染者数はいまやブラジルが米国に次いで2番目と急増中。中東でも増加の傾向を見せているだけに、開催には誰もが疑問符をつけるだろう。

 全柔連は延期された全日本選抜体重別選手権など3大会の開催を協議する大会事業委員会を11日に開くが、検討されている時期も9月末以降と丸かぶり。代表争いでは丸山城志郎(26=ミキハウス)と阿部一二三(22=パーク24)の男子66キロ級がまだ決着がついていないだけに、このIJFの発表でまた混乱が起きなければいいが…。