【柔道】五輪代表強化合宿6月中に実施へ 「密」が必至だが大丈夫なのか

2020年06月09日 16時40分

味の素ナショナルトレーニングセンター

【どうなる?東京五輪パラリンピック(59)】思惑通りに進むのか。役職員が新型コロナウイルスに集団感染した全日本柔道連盟は1日に事務局の業務を再開。中里壮也専務理事は、来夏の東京五輪代表による強化合宿が6月中に実施される可能性を示唆していたが、改めてその判断基準を明らかにした。

 まずは「選手の健康チェックを行うことが大前提」とし、今週中にも代表選手、パートナー、コーチ陣を含む、総勢約50人規模のPCR検査並びに抗体検査を実施する考え。その結果を踏まえた上で合宿開催の可否を判断するという。

 場所は管理のしやすさという観点からナショナルトレーニングセンター(NTC)を予定。全柔連では強化選手向けに、一般選手とは別の練習再開指針を作成している。その指針に照らし合わせた上で、「16畳に1組」と道場へ入る人数にも制限を設ける。

 だがコンタクト競技である柔道で、この時期の合宿など可能なのか。NTCでは22日から卓球代表が合宿を開始するが、国際卓球連盟からダブルス禁止のガイドラインが出ているほど。乱取りなどで「密」の状態になるのは避けられず、代表選手からの合宿開催を望む声も「特に確認はしていない」(中里氏)という中で、少し早急な感は否めない。

 緊急事態宣言の解除とともに、感染者数は再び増加の兆しも見える。「夜の街」に勝るとも劣らない接触度合いの競技だけに、慎重を期してほしいものだが…。