日本育ちのカナダ人が日本柔道の脅威に?

2013年09月30日 16時00分

男子100キロ級初優勝を飾ったカナダ国籍のレイズ・カヨル

 2020年東京五輪で強力なライバルに――。全日本学生柔道体重別選手権最終日(29日、東京・日本武道館)男子100キロ級はカナダ国籍のレイズ・カヨル(19=日大2年)が初優勝を飾った。

 

 フィリピン人の父、カナダ人の母の間に生まれたカヨルは2歳の時にトロントから来日。以来、日本で暮らすカナダ産の和製柔道家だ。

 

 中1の時に友達の影響で柔道を始めたが、芽が出ず、前橋育英高進学時には競技断念も考えたという。

 

 しかし、早くからその潜在能力とタレント性に目を付けていた全日本男子の井上康生監督(35)は「彼はいつか出てくるだろうと思っていた。日本の脅威になる」と断言し、16年リオデジャネイロ、20年東京五輪に向けて警戒レベルを上げた。

 

 これが初タイトルとなったカヨルは、カナダ代表として世界ジュニア選手権(10月23日開幕、スロベニア)で日本代表を迎え撃つ。「夢はオリンピックで金メダルを取ることです」と宣言する青い目のサムライは、低迷するニッポン柔道の重量級にとって大きな壁となりそうだ。