上村全柔連前会長「リオで手応え」

2013年09月11日 16時00分

 全日本柔道連盟の上村春樹前会長(62=講道館館長)が2020年東京五輪開催を祝福した。

 

 上村氏は招致活動で世界的な影響力を持つ国際柔道連盟(IJF)のマリウス・ビゼール会長(55)に再三働きかけ、東京五輪決定の「裏MVP」と言われる活躍を見せた(本紙昨報)。9日、本紙の取材に「皆さんが言われているように、オールジャパンで、チームの結束力で勝ち取ったものだと思います。私はお役に立てたか分かりません」と謙遜したものの、8月29日からのリオデジャネイロ訪問で手応えはつかんでいたという。「リオに行って(2日に)帰る時には『通るかな』っていう雰囲気だった。当日はドキドキしながらテレビを見ていたけど『東京』って書いてあると思った」

 

“柔道の父”嘉納治五郎師範は第1回東京五輪開催に尽力した。上村氏も思いは同じだった。「嘉納師範も最初の東京オリンピックを招致された時に死に物狂いでやられたから、当然、その意思を受け継いでやったと思っています。本当に決まってよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 

 7年後の東京五輪ではニッポン柔道のメダルラッシュに期待しているという。“柔道の総本山”講道館館長として、手腕を振るうことになる上村氏は「柔道界の一員として、今までオリンピックとかいろんな経験をしてきた一人として、世界のさまざまな人たちが身近に見て、感動していただける東京オリンピックにしたい」と早くも腕をぶしていた。