勝てない日本女子柔道に小川「全て全柔連の責任」

2013年08月31日 18時00分

【ブラジル・リオデジャネイロ30日(日本時間31日)発】柔道の世界選手権5日目(マラカナジーニョ体育館)、これまで金メダル3個を獲得している日本男子は90キロ級のエース西山将士(28=新日鉄住金)が2回戦敗退。女子は若手のエース候補が出場した70キロ級、78キロ級と総崩れで、22年ぶりとなる金メダルゼロの危機に陥った。世界選手権のたびに金を量産してきたニッポン柔道に何が起きたのか。暴走王・小川直也(45)は「全て全柔連のゴタゴタの責任!」と指摘した。

 

 女子は2つの階級ともに世界との差がはっきり出てしまったな。これで5日目を終わって金メダルなしか。女子低迷の理由はただ一つ、明らかに全柔連(全日本柔道連盟)のゴタゴタ続きが原因だよ。

 

 暴力・パワハラ、セクハラ、助成金と社会的問題が出てきて、あれだけ騒ぎになった。選手に動揺するなというほうが無理な話。精神的な影響が大きく、なかなか練習に打ち込めなかったはず。口では「関係ありません」と言ってても、どこに行っても「柔道はどうなってるんだ?」といろんな人から聞かれただろうしな。早めにゴタゴタを収束できなかった全柔連の責任は大きいよ。

 

 ただ、この流れだと、暴力・パワハラ問題があって、コーチが遠慮して選手に厳しく接することができなくなったから…という声も出てきそうだ。

 

 でも、それはどうかな。本当の世界のトップたちはコーチから何だかんだ言われなくたって、自分から追い込んだ練習ができるもの。逆に言うと、自分でできるヤツじゃないと世界のトップになれないよ。

 

 だいたい、南條(充寿)監督の新体制になってからまだ5か月だろ。しかも前監督とスッタモンダあった後で、選手とコーチ陣が信頼関係を築けるかって言ったら、そりゃ無理だ。去年の11月からやってる男子の(井上)康生監督と比べるのはちょっとかわいそう。

 

 今回は「仕方ない」と割り切って、あくまで3年後のリオ五輪を見据えてやっていけばいい。勝負はここからだよ。低迷した今大会を糧に再スタートを切ってほしいね。