【柔道】68キロ級・高藤 “永山推し”の声に発奮

2020年03月05日 16時40分

吉田総監督(左)に肩をもまれた高藤はこの表情

“外野”の声を力に変える! 柔道男子60キロ級でリオ五輪銅メダリストの高藤直寿(26=パーク24)が燃えに燃えている。

 先月27日の日本柔道連盟の強化委員会で五輪代表に選出されてから1週間。都内のパーク24本社で行われた会見では「今までやってきたことを証明する最高の舞台。金メダルが取れなかったら死ぬぐらいの覚悟で臨みたい」と力を込めた。

「世界の2強」とも言われたライバル・永山竜樹(23=了徳寺大職)との激しい代表争いを制したが、強化委員会では男女を通じて唯一、反対票が投じられた。これについて高藤は「永山は強いし、投票するのはみんな柔道家(の強化委員)。仕方ないと思う」と落ち着いた様子で語った。

 ただ、血がたぎる理由もある。「それ以外の方が周りでワーワー言ってるのを聞くと燃えますね」とニヤリ。代表内定後も柔道ファンの“永山推し”の声を耳にしたことで、それをバネに変えているのだという。

 3度世界王者に輝いた高藤は「今が一番強い」と鼻息も荒いが、所属のバルセロナ五輪78キロ級金メダル・吉田秀彦総監督(50)は「(五輪で)金メダルを取るには強さだけではダメ。運も引き寄せなければいけない」とくぎを刺す。「まずは必ず勝てるという自信を持つこと。そのためにはしっかりとした練習を積まないといけない」とはっぱをかけた。

 60キロ級では野村忠宏氏(45)が五輪3連覇を達成。あこがれのレジェンドに近づくためにも「使命感もあるのでまずは1回取りにいきます」と意気込んだ。