五輪主将に「71歳法華津」浮上

2012年06月16日 12時00分

 日本オリンピック委員会(JOC)がロンドン五輪の旗手と主将の選定に苦慮している。

 12日、都内でJOCの理事会が行われたが、旗手と主将に関して発表はなかった。例年この時期には決まるだけに、ある理事は「そういえば話に出なかったね」と首をかしげた。市原則之専務理事(70)は、苦しい事情をこう明かす。

「今年は五輪(に日本が参加して)100周年だから、結団式(7月21日)と開会式(同27日)、閉会式(8月12日)に出なければならない。いろいろあたってはいるけど、そんな選手はなかなか(いない)ね」

 選手にとって主将、旗手は名誉あるものだが、やはり優先したいのは競技日程。世界的な知名度のあるなでしこジャパンMF沢穂希は、開会式前からすでに試合が始まっているため不可能。金メダルの狙える柔道、体操、水泳も開会式直後に始まるため、これらの選手も厳しい。

 理想は男子ハンマー投げの室伏広治(37=ミズノ)。競技が後半戦にある上にアネテ五輪金メダルで主将にふさわしい実績の持ち主だが、関係者によると「ピーキング(調整)が重要になるので、結団式から拘束されるはちょっと…」と難色を示しているという。

 旗手はレスリング女子55キロ級の吉田沙保里(29=ALSOK)が最有力候補だが、3連覇のかかる女王も調整は重要。別の理事は「馬術の法華津寛でどうだ。71歳。日本五輪史上最高齢は話題になる」と仰天プランをぶち上げるほど難航している。果たして国民が納得する人選となるのか…。