【柔道】阿部詩 重圧に泣き決勝で敗退

2019年11月23日 16時30分

まさかの準優勝に詩は号泣した

 グランドスラム(GS)大阪大会(22日、丸善インテックアリーナ大阪)、女子52キロ級で世界選手権2連覇の女王・阿部詩(19=日体大)が急停止だ。今大会で優勝すれば五輪切符を獲得する可能性があったが、決勝でまさかの敗戦を喫し代表内定はお預けとなった。

 詩は「兄(阿部一二三)の優勝で一段と覚悟は決まっていたが、負けてしまった。しっかりと受け止めたい」と肩を落とした。決勝の相手、アマンディーヌ・ブシャール(24=フランス)は世界ランキング1位の強敵だが、幾度となく対戦してきた。苦手意識はなかったはずも、延長の末に肩車で転がされた。

 背景にあったのは、やはり五輪代表へのプレッシャーだ。詩も「今日はやりにくさがすごくあった。自分の弱さ、何かが甘かったんだと思う」と重圧があったことを示唆。「五輪レースは過酷だと思い知った。ここで悔しい思いができてよかったと思って、次につなげたい」とさらなる成長を誓ったが、今後も続く重圧をどう克服していくのか。試練は続く。