【柔道】芳田 のびのびクリスタに東京五輪での雪辱誓う

2019年09月10日 16時30分

報告会であいさつした芳田

“のびのびクリスタ”から勢い奪う! 柔道の世界選手権の女子日本代表が所属するコマツが9日、都内の本社で報告会を行った。女子57キロ級の昨年覇者で2連覇を狙った芳田司(23)は銀メダル。「振り返るとギリギリの戦いだったなと。でももう次のこと、(11月の)グランドスラム大阪もそうだし、来年を見据えて練習している」と、すでに次戦に向けて準備に入ったことを明かした。

 決勝では高校時代からのライバル、出口クリスタ(23=カナダ)を相手に終始押し気味に試合を進めながらも、延長戦の末に敗れた。出口について芳田は「国籍を変えてから、のびのびとやっていてそれが柔道に出ている感じ」と危機感を強める。

 長野出身の出口は、自由な雰囲気のカナダチームで水を得た魚のような活躍を見せた。もともと芳田らとの激しい日本代表争いを避けて、国籍に父の母国カナダを選択したという背景がある。その出口に東京五輪テストイベントで苦杯をなめただけに、芳田の胸中は複雑だろう。

 雪辱の気持ちは並々ならぬものがあるようで「(出口は)バンバン勢いがついている感じ。今でも普通に話す仲なので、次はその感じを逆にもらってやろうかな」ときっぱり。手の内を知り尽くすライバルに「次は圧倒的に勝つ」と話す芳田が悔しさを晴らす舞台は、東京五輪しかない。