【柔道世界選手権】差は「微差」だ 泣くな田代!

2019年08月29日 16時30分

またも世界一を逃した田代は悔し涙を流した

【格闘家・青木真也の多事柔論】オレたちはファミリーだ! 青木真也です。惜しかったねー、田代未来。彼女にはこの言葉を送ります。

「泣くな、田代!」

 世界選手権2連覇中の「絶対女王」アグベニューに決勝で負けたけど、差はほとんどなかったね。正直、もっと大きな差があるもんだと思っていたから驚きました。アグベニューの準決勝までの戦いを見ていたら、パワーはすごいし足の裏には根っこが生えてるみたいだったし。

 それほどの圧倒的なパワーに技術力で対応しちゃってたからね。11分11秒戦ったけど、スタミナも勝っていたし。ただ、相手はガッツもすごかった…。敗因は強いて挙げれば、運とガッツの差としか言いようがない。試合後に「すごく大きな差があると思っています」って言っていたけど、そんなことはないぞ、田代。僅差…いや微差ですよ。

 じゃあ、その“差”を埋めるにはどうしたらいいか? まずは地の利を生かすことでしょう。例えば五輪の前から武道館で練習させてもらうとか、普段から近くでランニングするとか。五輪という大きな戦いだからこそ、会場を“ホーム”にしてしまえばメンタル的に楽になるでしょう。

 空手式に滝行で精神を鍛えるとか、水回りをきれいにして運を引き寄せるとか…。冗談と思うかもしれないけど、本当にそれくらいしか差がないんです。本当の「高いレベル」ってそういうものだと思います。というわけで、再戦の行方がどうなるか、オイラは今から楽しみです、ハイ。

(総合格闘家)