【柔道世界選手権】2年連続準Vに涙の田代 社業も全力!驚きの仕事内容

2019年08月29日 16時30分

アグベニュー(奥)に敗れた田代

 柔道の世界選手権第4日(28日、東京・日本武道館)、女子63キロ級は、昨年銀メダルの田代未来(25=コマツ)が3連覇を狙うクラリス・アグベニュー(26=フランス)に敗れ、2年連続の準優勝だった。

 通算成績で1勝8敗と大きく負け越している天敵相手にも、素早い足さばきを見せて互角の戦い。延長戦に突入して反則ポイントでリードしたが、11分11秒、女王の払い巻き込みで技ありを奪われた。

 田代は「まだまだ弱いな」と悔し涙を流しながらも「たくさんの応援が背中を押してくれていて、本当に力になった」と感謝の言葉を口にした。世界選手権ではこれで3位2度に2位2度。またも世界一の座を手にできなかったが「東京五輪につながる手応えはあった」(所属のコマツ・松岡義之師範)と、絶対女王を土俵際まで追い詰めたことは間違いない。

 素顔は真面目一辺倒で、ここまで実直に階段を上がってきた。何事も全力でこなす田代は、社業でも手を抜かない。現在は広報紙で女子柔道部の紹介役を担っている。同僚によれば「どんな記事を載せるかを考え、選手に取材をしたり、写真を撮ったり文章を書いたりしている」。なんと“ジャーナリスト”としても活動しており、「練習で忙しいはずなのに、絶対に納期を守る」と本職の記者顔負けの仕事ぶりだという。

 この日もそんな田代を応援しようと東京だけではなく、全国各地から社員がやって来たほど。来年の東京五輪には「海外じゃないから応援に来れる」とさらに強力なバックアップを予定している。田代も東京五輪へ向け「ずっとアグベニューを倒すためにやってきた。もう一度頑張ります」ときっぱり。金メダルの「納期」も守るつもりだ。