【柔道】阿部一二三に日体大・具志堅学長から金言

2019年08月10日 16時30分

一二三(右)&詩の阿部きょうだいがアベックVを誓った

 柔道の世界選手権(25日開幕、東京・日本武道館)男子66キロ級で2連覇中の阿部一二三が9日、在学する日体大の壮行会に出席した。この日、22歳の誕生日を迎え「今までで一番濃い一年になる。来年の誕生日は(五輪の)閉会式なので、笑って終われるよう、死に物狂いで人生をかけて過ごしたい」と誓った。

 3連覇に臨むが、国際大会は2月のグランドスラム(GS)パリ大会以来。ケガによる調整不足もあり、無敵状態だった昨年までとは違う様相を呈している。中でも最大の障壁は、連敗中のライバル丸山城志郎(25=ミキハウス)だ。4月の選抜体重別決勝では、先に丸山に指導2つを与えながら逆転負けを喫し、勝ち切れなかった。

 壮行会では、ロサンゼルス五輪体操男子個人総合金メダルで日体大の具志堅幸司学長(62)から「かつて囲碁の名人から『最後の寄せが大事だ』というお話を伺い、考えるうちに新しい発見があった。この2週間、どういう戦いをするか考えて過ごしてほしい」とエールを送られた。

 詰めが甘くなっていた阿部には、この言葉が刺さったようで「当たる選手みんなを見て頭で考えて臨みたい」と堂々の“ID柔道宣言”。数々の壁を乗り越えて3連覇を果たし、22歳として最高のスタートを切れるか。