【柔道】阿部一二三 世界選手権V3へ試合勘は大丈夫か

2019年08月05日 16時30分

 柔道の男子日本代表コーチ陣が4日、宮崎・延岡市で行われている強化合宿において、世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)への展望を語った。

 66キロ級で3連覇を狙う注目の阿部一二三(21=日体大)は、4月の全日本選抜体重別初戦で左脇腹を痛め、決勝で丸山城志郎(25=ミキハウス)に敗れて準優勝。脇腹は順調に回復していたが、6月の代表合宿では左足首を痛めてスペイン合宿を回避した。ケガの影響でここまで調整が予定通りにいっていない。

 この合宿でも体のケアを徹底しており、阿部を担当する古根川実コーチ(40)は「今までにやったことのない調整になるが、彼にとってはさらに進化する準備になる」と前向きだ。

 とはいえ、本格的に稽古を始めたのは先月の中旬から。2月のグランドスラム・パリ大会で初戦敗退して以降、世界選手権まで国際大会に出場ナシとなり、これで大丈夫なのか。古根川コーチは「試合勘については、合宿の中で(練習で)一本勝負という形で養えれば。テクニカルな部分で試合に近づけて、やるべきことをやり尽くしていきたい」と語ったが…。

 阿部にはケガのみならず、外国勢の包囲網や、連敗中のライバル・丸山の存在と、乗り越えなければならない壁だらけ。世界選手権3連覇、さらに東京五輪金メダルを目指す“怪物”の真価が問われる。