【柔道】原沢 “宿敵”リネール討伐へ闘志

2019年07月25日 16時30分

原沢の視線はすでに1年後の東京五輪へ

 心は早くも五輪に! 柔道の日本代表選手団が24日、グランプリ(GP)ザグレブ大会(26~28日、クロアチア)に向けて羽田空港を出発。世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)男子100キロ超級代表でリオ五輪銀メダルの原沢久喜(27=百五銀行)は「自分の課題を持って取り組むことが大切。そうすればいい結果につながると思う」と意気込んだ。

 課題はズバリ五輪2連覇で世界選手権8連覇中のテディ・リネール(30=フランス)対策だ。7日のGPモントリオール大会では延長の末に敗れて準優勝。リオ以来の対戦となった“絶対王者”に「勝てそうで勝てない」というが、王者は今大会にもエントリーしており、順当にいけば再び対戦する可能性が高い。

 前回は前半自分の流れで試合を進めたものの、後半に押し込まれた。今大会は「相手が戦い方を変えてきたときの対応力」を意識して臨むという。短期間で最強ライバルとの連戦にも「あくまで五輪や世界選手権の前哨戦」と言い切る。

 この日で五輪開幕までちょうど1年。「あと1年をどう過ごすかがすごく大切。いい準備をしたい」と気を引き締めた。モントリオールでは試合後にリネールから頭をなでられたが「(なで返すのは)オリンピックに取っておく」とニヤリ。怒りを封印してすでに照準を本番に合わせている。

 さらに本紙が原沢に五輪で見たい競技を尋ねると「ニュースで見て(9秒台連発など)すごいなと。気になります」と陸上短距離に興味津々の様子。日程的には柔道の次が陸上となるが、果たして金メダルを手に観戦することはできるか。