五輪連覇のリネール 余裕の世界選手権欠場宣言「一番の目的は東京五輪」

2019年05月04日 21時57分

全日本の強化合宿に参加したリネール(右)

 柔道の全日本男子が4日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開した。

 今回の合宿には男子100キロ超級で五輪2連覇中のテディ・リネール(30=フランス)が参加。今夏の世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)について「どうしても出たくなったら出る」と含みを持たせつつ、「今の一番の目的は柔道のふるさとである地で開催される五輪に出ることなので、今日の時点では出ない」と改めて欠場の意志を示した。

 リオ五輪後に休養宣言し、4か月前に練習を再開したばかり。「今は五輪に出るための準備段階にあり、他の選手と比べてゆっくり調整をしている」といい、現段階での仕上がりは40〜50%だという。国際大会に2年ほど出ておらず、試合から離れている期間が長いが、不安などについては「心配ない」とキッパリ。五輪に出場するためには今後ポイントが必要となることに関しても「まだ大会のスケジュールはない。ベストの状態になってから何に出るかを決めたい」と落ち着いた口調で語った。

 100キロ超級ではリオ五輪銀メダルの原沢久喜(26=百五銀行)や同じく合宿に参加した昨年の世界王者のグラム・ツツシビリ(24=ジョージア)ら強豪がひしめくが、「自分は五輪3連覇をしたいので、彼らと戦う準備をしている。東京五輪で勝って、また長い休憩に入るつもりさ」と余裕の表情。日本で必ずすることを問われ、「銭湯や温泉、神社にはよく行く。あとは気分転換に六本木にもね」とニッコリ。日本にとって“最強の壁”がついに立ち上がった。