17歳の斉藤ジュニア ベテランの元王者に一本負け「悔いしか残らない」

2019年04月29日 16時43分

加藤博剛(上)に一本負けを喫した斉藤立

 体重無差別で柔道日本一を決める全日本選手権(29日、東京・日本武道館)で、ロス&ソウル五輪95キロ超級金メダルの故斉藤仁さんの次男で、史上最年少出場を果たした注目の斉藤立(さいとう・たつる=17、東京・国士舘高)は、3回戦敗退となった。

 1、2回戦は豪快に一本勝ち。190センチ、155キロの恵まれた体格で、大器の片りんを見せたが、3回戦の相手は同大会で優勝経験のあるベテランの加藤博剛(33=千葉県警)だ。

 斉藤は加藤の狙いすました小内巻き込みを食らって横転。有効を奪われると、寝技の攻防で関節技に入られた際に前転して切り返そうとしたが、そのまま後ろ袈裟固めで押さえ込まれて1分50秒、一本負けを喫した。

 試合後の斉藤は「知識のなさ、経験のなさ、練習不足もあって、悔いしか残らない」とがっくり。3月に左手首を痛め、満足に練習が積めなかったという。「自分の欠点、寝技でやられた」と17歳はキャリアの差でしてやられた。

 それでも、その快活な話しぶりと闘志あふれる柔道は亡き父をほうふつとさせ、大きな可能性を感じさせた。来年の東京五輪出場はこれでほぼ消えたが「しっかり切り替えて。悔しさを埋めるように練習したい」とすぐに前を向いた。