阿部一二三 全日本体重別準V「気持ちの部分であと一歩足りなかった」

2019年04月07日 17時42分

丸山城志郎(左)に敗れた阿部一二三

 柔道の世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)の代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権最終日(7日、福岡国際センター)、男子66キロ級は丸山城志郎(25=ミキハウス)が世界選手権2連覇の阿部一二三(21=日体大)を下し、2連覇を果たした。

 5日の会見で「自分の柔道を貫きたい」と語っていた阿部はその言葉通り、積極的に前に出た。指導2つを奪い、あと一歩のところまで追い詰めたが、一進一退の攻防が続いた13分過ぎ、昨年11月のグランドスラム(GS)大阪大会で敗れた巴投げで技ありを奪われ、再び涙をのんだ。

 阿部は「気持ちの部分であと一歩足りなかったのが現実。受け止めて見直さないといけない」と唇をかみ締めた。2月のGSパリ大会では初戦敗退の不覚を取り、ここ最近、結果が出せていないが「パリ以降しっかり切り替えてやってきたが、苦しい時期が続いている。五輪に向けてこの壁を乗り越えたい」と前を向いた。

 一方、死闘を制した丸山は「疲れた。最後は意地と意地のぶつかり合い。気持ちの勝負で上回ったのを見てもらえたと思う」と振り返り「自分にこれからだぞと言いたい。五輪に出て一番強いことを証明したい」と力強く語った。

 なお、大会後に行われた強化委員会で、2人とも世界選手権の代表に選出されたことが発表された。