【柔道GS】小川雄勢4月から柔道王道場に所属 父・暴走王との因縁タッグ指導で五輪は?

2019年03月14日 16時30分

ロシアへ出発した小川雄勢

 柔道のグランドスラム(GS)エカテリンブルク大会(15~17日、ロシア)に出場する日本代表が13日、成田空港から出発。世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)、来年の東京五輪の代表争いに向け、男子100キロ超級の“暴走王ジュニア”小川雄勢(22=明大)は「ここが僕にとって一番の踏ん張りどころだと思う」と力を込めた。

 26日に大学の卒業式を迎えるが、その後も「拠点は明大に置いて練習を続ける」と言い、4月からパーク24所属となる。総監督は言わずと知れたバルセロナ五輪78キロ級金メダルの“柔道王”吉田秀彦氏(49)だ。吉田氏は小川への指導について「実績的には五輪に出る、出ないってところまで来ている選手。どんどん試合に勝って自信をつけてほしい」と本紙に明かした。代表争いに関しても「現状、原沢(久喜)が抜けちゃってる。でもエカテリン、(全日本)選抜(体重別選手権=4月6~7日、福岡)、全日本(選手権=同月29日、日本武道館)と勝てば逆にまくれるから。開き直っていってほしい」とハッパをかけた。

 小川の課題は「一本を取れる技がないこと」とされる。必殺の内股を武器に一本勝ちを量産した柔道王のもとで課題克服の期待があるのは明らかだが、さらなる追い風は元・暴走王の父、直也氏(50)を個人的に“専属コーチ”として招き、直接指導を仰ぐこと。昨年の世界選手権以降、国際大会で不完全燃焼が続くが、これについては小川も「心強い」と父からのマンツーマン指導で殻を破るつもりだ。

 一方、柔道王と暴走王といえば、2005年大みそかに総合格闘技「PRIDE男祭り」で雌雄を決した間柄。この一戦では柔道王が暴走王の足をへし折って決着したが、13年の時を経て今度は代表争いで崖っ縁の暴走王ジュニアを手助けする。因縁深い関係だけに、こちらも注目を集めそうだ。