柔道のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会(22~24日、ドイツ)に出場する日本代表が20日、成田空港から出発。

 昨年の世界選手権代表で、男子100キロ超級の“暴走王ジュニア”小川雄勢(22=明大)は「追い込んだ練習ができた。五輪に向けて優勝しか考えていない」と力強く語った。今後は東京都柔道選手権大会(3月10日、東京武道館)、GSエカテリンブルク大会(3月15~17日、ロシア)、全日本選抜体重別選手権と厳しい戦いが続くだけに「初戦のドイツでいい結果が出せるよう頑張りたい」と気合も入る。

「試合展開では先に主導権を取ることが大事。気を引き締めて、自分が五輪に出るんだという気持ちで戦っていく」。原沢久喜(26)、影浦心(23=日本中央競馬会)との代表争いを制し、五輪切符をつかみに行く。