【柔道】ベイカー茉秋 世界選手権と東京五輪出場へ厳しい状況

2019年02月21日 16時30分

ベイカー茉秋

 いよいよ崖っ縁だ。柔道のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会(22~24日、ドイツ)に出場する日本代表が20日、成田空港から出発した。そんななか、リオ五輪男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(24=日本中央競馬会)は右足のハムストリングの肉離れで欠場。主要国際大会であるGS大会は、世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)の代表選考会の一つ。ベイカーは昨年11月のGS大阪大会で3回戦で敗退しており、代表入りへ厳しい状況にある。

 指導する所属の賀持道明監督(49)は「最善を尽くしたが間に合わなかった。(欠場で)世界選手権はキツくなった。五輪もさらにキツくなってくるとは思うが、全日本選抜体重別選手権(4月6~7日、福岡)に勝てばゼロではないのかなっていうところに懸けたい」。世界選手権に出られなければ、来年の東京五輪出場がさらに難しくなってくる。

「今は手先の練習しかできない状態だが、もう負けられる試合はないので、選抜に向けてここから上げていく。本人とも話をしたが、気持ちは切り替わっている」とキッパリとした口調で本紙に語った。

 リオ五輪後に古傷の右肩を手術し、徐々に調子を上げてきたベイカーだが、五輪連覇には険し過ぎる道のりが待ち受けている。