所属が決まるのはまだ先? 柔道のグランドスラム(GS)パリ大会(9~10日)に出場する日本代表の第2陣が6日、羽田空港から出発した。
 リオ五輪男子100キロ超級銀メダリストで全日本選手権覇者の原沢久喜(26)は22~24日のGSデュッセルドルフ大会(ドイツ)と合わせて2連戦。世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)と来年の東京五輪の代表争いで重要な試合を前に「GS2連戦はなかなかない経験。いい機会を与えていただいたので、しっかり勝ち切りたい」と意気込みを語った。

 原沢といえば2015年4月から在籍していた日本中央競馬会(JRA)を、3年ぶり2度目の頂点に立った昨年4月の全日本選手権(東京・日本武道館)を最後に退社し「フリー」として活動している。その後はどうなったのか。本紙の直撃に原沢は「4月からの所属先を探しているところ。決まったらそのときに発表します」と話し、機上の人となった。

 昨年11月のGS大阪大会では2回戦敗退も「この連戦で再スタート」。完全復活を果たし、新たな所属先と五輪切符をつかめるか注目が集まる。