“柔道母国”の意地を見せ男女混合団体戦2連覇=柔道世界選手権

2018年09月28日 12時00分

【アゼルバイジャン・バクー27日発】2020年東京五輪の金メダルは確実!? 柔道の世界選手権最終日、東京五輪の新種目となる男女混合団体戦が行われ、昨年初代王者に輝いた日本は決勝でフランスを4―1で下し、2連覇を果たした。  今大会男子100キロ超級銅メダルの原沢久喜(26)が延長の末に得意の内股を炸裂させると、続く女子57キロ級金メダルの芳田司(22=コマツ)が危なげなく一本勝ち。最後は向翔一郎(22=ALSOK)が裏投げで豪快に一本を決めた。  モンゴル、アゼルバイジャン、南北合同チーム「コリア」に柔道大国フランスを破っての価値ある優勝。今大会はエース級の活躍だった芳田は「団体でも金メダルを取るという目標に向けて、強い気持ちだった」と胸を張り、男子の井上康生監督(40)も「団体メンバーは来年、そして再来年の東京五輪へ期待している選手。しっかりといい形でつなげてくれた」と手応えを感じている様子だった。  団体戦では1勝1敗だった小川雄勢(22=明大)の父親で、元世界王者の小川直也氏(50)は現地で試合を観戦。こう解説した。「各国、東京で勝とうといよいよ力を入れてきた感じ。地元のアゼルバイジャンも団体戦に力入っていたし、雄勢も一本負けしたからね。ロシアはわざわざプーチン大統領まで観戦に訪れた。プーチンさんが会場に姿を見せた途端に、ロシアの試合が始まってびっくりしたよ。力が入ってるよね~」  そうした中で日本は大会2連覇で“柔道母国”の意地を見せた。直也氏は「このルールでは駒数の豊富な日本は大いにチャンスあるね。選手にケガはつきものだけど、日本の選手層の厚さはメリットが大きい」と、東京五輪での金メダルは十分手の届くところにあるという。日本は個人戦と合わせて8個の金メダルを獲得したが、どれも2年後の大舞台につながるものになったようだ。