女子柔道パワハラ 山口香JOC理事が再提言

2013年02月25日 16時00分

19日に開かれた第三者委員会の出席者

“女三四郎”こと日本オリンピック委員会(JOC)理事の柔道指導者・山口香氏(48)が21日、全日本柔道連盟が設置した第三者委員会について口を開いた。同委員会は女子代表の園田隆二前監督(39)らによる暴力・パワハラ問題への全柔連の対応を検証するため立ち上げられたが、問題を告発した15選手の後ろ盾となった山口氏にはどう映っているのか。「隠蔽体質」とバッシングを浴びた柔道界の内部改革を目指す女三四郎を再び直撃した。


 第三者委員会による注目の初会合は、19日に開かれた。内部では方向性をめぐり足並みの乱れもあるが(本紙既報)、山口氏は「柔道の組織のあり方や、事件の背景を第三者の方がどう見て判断するのか興味がある。フラットな目で見ていただいて、必ず柔道界のためになるような方向に持っていってほしいですね」と期待を込めた。

 

 全柔連の体質の問題点を洗い出すことも歓迎している。「今回の件は選手の声がきちんと組織に届かなかったと、私は解釈している」

 

 ただ、そのためには公平な聞き取り調査が不可欠だという。第三者委員会の要請によっては、山口氏が聴取される可能性もある。だが「どういう内容を私から求めるかっていうのもありますし、メディアにも一番言って(発言して)いる。私の意見が先行するのもよくない」と消極的。

 

 現状では、告発した15選手やそれを支援した山口氏の主張ばかりが目立ち、全柔連は完全に“受け身”に回っている。全柔連、さらには強化の現場サイドにも言い分はあるはずで、山口氏も「違う意見をお持ちの方もいる。現場のコーチにもしっかり聞いて調査してほしい。聞きづらいのであれば、ジュニアのコーチもいる」と聴取の対象が強化チーム全体の指導者に広がることを望んだ。