レスリング五輪復活へ 松浪健四郎氏が緊急提言

2013年02月20日 16時00分

 レスリングは生き残れるのか。国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で2020年五輪の「中核競技」から除外された件について、国際レスリング連盟(FILA)は16、17日の理事会(タイ)で対応策を協議した。そんな中、元衆院議員で日本レスリング協会副会長の松浪健四郎氏(66=日本体育大学理事長)が本紙に緊急提言。レスリングが五輪競技として存続するための“秘策”とは――。

 

 

 ――IOC理事会はレスリングを五輪の中核競技から外した

 

 松浪氏:相当に厳しいと言わざるを得ない。レスリング協会の副会長として思うのは(競技者の)皆が目標を失うことになるし、怖いのは競技人口が減ること。これが一番心配ですよ。これまで五輪種目ということで、選手はつらいことでも頑張ってこられたんだよね。それが、五輪種目から外れるとなると…。ショックが大きすぎる。

 

 ――今回のFILA理事会でマルティネッティ会長が引責辞任した

 

 松浪氏:FILAが反省しなければならないのは、IOCの理事になれるくらいの人材を会長に選ばず、仲良しグループだけでFILAを運営してきたこと。社会的地位が高くて、国際的にも通用する大物を会長にしておくべきだった。

 

 ――マルティネッティ前会長はIOC内での影響力が小さかったと…

 

 松浪氏:(FILAの)審判委員長上がりで“小粒”と言わざるを得ない。昔はユーゴスラビアの超大物のエルセガンが(1972~2002年にFILAの)会長をやっていて、IOCにもニラミが利いた。存在感があってレスリングを(五輪から)落とすようなことは、とてもじゃないができないような状況だった。それほどの人材が不在ということ。

 

 ――FILA理事会では対策委員会の設置などが決まった。五輪競技として存続するためには、何が必要なのか

 

 松浪氏:一発逆転の“必殺技”は、ルールの抜本的な改正ですよ。一番いいのは「判定勝ち」を導入すること。同点で試合が終われば判定で、積極的に攻めているほうを優勢勝ちにすればいい。