全柔連・上村会長が「兄弟」レスリング界に全面協力

2013年02月14日 16時00分

 全日本柔道連盟の上村春樹会長(62)が13日、2020年五輪でのレスリングの存続へ全面協力を約束した。「こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、(レスリングは)兄弟みたいなもの。日本の中でも大きな柱ですし、協力できるところは協力していきたい」

 

 ともに「日本のお家芸」として金メダルを量産してきた格闘技。全柔連は暴力・パワハラ問題で大揺れの状態で、本来なら他競技のことを考える余裕はないが、いてもたってもいられないという。上村会長は12日にパリから帰国したばかり。一つの競技が20年五輪の除外候補になることは現地でも話題になっていたというが「噂の中でも聞いたことなかった。まさかレスリングが…っていうのが正直な気持ち」と衝撃は大きい。

 

 この日はさっそく日本レスリング協会の福田富昭会長(71)に激励の電話を入れた。ところが…「逆に(柔道のほうが)『頑張れよ』って言われた」とか。

 

「今まで柔道が悪い時にレスリングが勝ってくれたり、オリンピックの金メダルを取るためにお互いに切磋琢磨してきた。今、柔道界は非常に厳しい時だけど、我々もいろんなことで力を出し切って支援していきたい」

 

 レスリングの五輪除外問題が大騒ぎになったことで柔道への“逆風”が弱まった面は否めないものの、上村会長の声は久しぶりに力強かった。