【柔道】学生大会で勝ちきれぬ小川雄勢に父・直也氏がDNA開放要求

2018年06月25日 16時30分

引き分けに持ち込まれた小川雄勢(右)

 柔道世界選手権(9月、アゼルバイジャン)男子100キロ超級代表の小川雄勢(21=明大)が手痛い“勉強料”を支払わされた。団体戦で争われる全日本学生優勝大会最終日(24日、東京・日本武道館)、明大は国士舘大との準々決勝で敗退。雄勢は相手に引き分けに持ち込まれて主将の責任を果たせず「結果を出せず残念。自分にとっていい課題ができた」と厳しい表情だった。

 団体戦のため、強豪と対峙した相手は引き分け狙いに出ることがよくある。ただ、世界選手権の前に国内で勝ち切れない状況に、明大の猿渡琢海監督(41)は「世界でしっかり勝つためにも投げる技、力を身につけていかないといけないと改めて分かった試合」と雄勢の力不足を断じた。

 父でプロレス・格闘技からの引退を表明したばかりの小川直也氏(50)も「もうちょっと荒々しくなってくれればいい。もっと強引に技をバンバンかけたりね」と手数の少なさを指摘した。

 圧力をかけて指導を誘う攻撃を得意としている雄勢だが、キレる技がないため、どうしても地味な印象がある。直也氏は荒々しいファイトの「暴走王」として一世を風靡した。畳の上での“暴走ファイト”はさすがにまずいものの、直也氏は「若々しくないようなイメージがある。もともとそういう戦い方しかしていない。それを違う方向にシフトできれば幅が広がる」と息子に“DNAの開放”を求めた。

 雄勢も悔しさをこらえ、通過点と切り替える。「世界選手権で優勝というのを今年は狙っている。しっかり力をつけて、本番に挑めたらいい」。屈辱をバネに飛躍につなげられるか、2020年東京五輪へ正念場だ。