体操のエース・内村航平(29=リンガーハット)が22日、都内で明光義塾の「MEIKO式コーチング」のヘッドコーチ就任発表会に出席し、受験生にエールを送った。

 発表会で内村は教育界での新技「わかる」「話す」「身につく」という3つのポーズを披露。CMでは体操の演技をしながら生徒を指導するが「難しかったが楽しくできた」と撮影を振り返った。

 さらに「授業中も体操のことばかり考えていた」という高校時代を回想。「勉強との両立が大変だった。とりあえず体操だけはがんばった。それでおのずと勉強にも集中でき、テスト前はゾーンに入った」と述懐した。

 選手としては受験勉強にいそしむ学生にアドバイスを与えた。「受験勉強は五輪や世界選手権に向けた練習と近いものがある。目標を見失わず、不安を忘れるくらいに努力をすれば必ずかなう」と激励した。