体操の世界選手権(10月2日開幕、カナダ・モントリオール)に出場する男子日本代表が2日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで発表された。

 大会に出場するのは6人で、すでに内村航平(28=リンガーハット)と白井健三(21=日体大)は決定済み。この日行われた試技会と、これまで行われてきた新基準による世界大会の成績から、安里圭亮(24=相好体操クラブ)、宮地秀享(22=茗渓クラブ)、谷川航(21=順大)、亀山耕平(28=徳洲会)の4人が選出された。

 男子の水鳥寿思監督(37)は「より金メダルを取れるレベルにある選手を選んだ」と説明。安里は「狙っていた。入れてホッとしている。やれることをやれば結果はついてくる」と話し、試技会の雰囲気にのまれたという宮地は「選ばれたからにはメダルを取れるようにしたい」と意気込んだ。

 内村は個人総合7連覇がかかる大会に向けて「もう少し難度を見直す。体力がつけば完成度は上がる」。初の個人総合に挑む白井は「頑張りすぎる性格が裏目に出ることが多い。いい意味で力を抜く」と意気込んだ。