体操の内村航平(28=リンガーハット)が30日、都内で行われた「アスマッチプロジェクト 内村航平ほんもの体験イベント」で、幼児や小学生100人と交流した。

 このイベントは、アスリートと地域をつなげ、スポーツの力で地域を元気にする「アスマッチプロジェクト」の一環として行われたもの。内村は同プロジェクトのアドバイザリー就任式を行った後、初仕事として子供たちに跳び箱を指導した。

 10月2日に開幕する体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表に選ばれたが、大会の有無に関わらず練習量は変わらないと語る。常に午前10時から11時半までトレーニングを行い、その後、午後2時から長いときは5時半まで、計5時間練習しているという。「若いときはそこまでやらなかった。現在は朝にみっちりやらないと体が維持できない」

 3歳から体操を始めた内村は「小学校高学年あたりで世界を目指した。毎日体を動かしていた」と自身の幼少期を回想。「オリンピックでどうして勝てるのか」という質問には「常に努力をしていたから。サボりたいときもある。でもそうしないのは金メダルの存在です」と、3連覇を目指す2020年東京五輪に臨むモチベーションを明かした。