体操の全日本個人総合選手権初日(7日、東京体育館)、男子予選が行われ、リオデジャネイロ五輪個人総合、団体金メダルで前人未到の10連連を目指す内村航平(28=リンガーハット)は、平行棒でまさかのミスを犯し85・350点で4位。リオ五輪後初の実戦はホロ苦いスタートとなった。

 千葉健太(順大)が86・050点で首位、谷川航(順大)が85・850点で2位、白井健三(日体大)が85・750点で3位に入った。

 3人と、内村と同点4位に並ぶ萱和磨(順大)は20歳の白井と同世代で、ゴールデンエージと呼ばれる有望株。「やっと来るべき選手たちがちゃんと来たなと思う。若い選手に負けないベテランの力を出したい」と内村。決勝(9日)で仕切り直しを誓った。