体操のエース・内村航平(28=リンガーハット)が6日、全日本選手権(7~9日、東京体育館)の会見に臨んだ。

 昨年12月にプロに転向し、迎えるリオ五輪以来の復帰戦。腰、肩、足首を痛めていたが、公開練習では平行棒の演技を披露し、順調な調整ぶりをアピールした。

 今年からルールが変わり、演技の美しさを示すEスコアが厳しく取られるようになった。内村はリオ後、体調がなかなか戻らなかったことも考慮して「もともとやろうとしていた演技構成より下げた」と明かした。

 それでも、前人未到の10連覇へ視界は良好のようだ。「美しい演技を出せる構成なので大丈夫と思っている。着地の精度を上げていきたい」と内村は言い切った。