体操 田中佑典「もうミス許されない」

2016年07月20日 16時30分

左から白井健三、加藤凌平、内村航平、田中佑典、山室光史

 もう落下しない――。リオ五輪体操男子日本代表が出発前日の19日に都内で会見を行い、“団体のキーマン”田中佑典(26=コナミスポーツ)がノーミスを誓った。

 

 田中といえば、ここぞというときにミスをしてきた。昨年の世界選手権団体では平行棒と鉄棒で落下。あわや金メダルを逃すところだった。さらに振り返れば、2011年世界選手権、12年ロンドン五輪でも鉄棒で落下した過去がある。ネット上では“戦犯”と、ありがたくないネーミングまで頂戴している始末だ。

 

 体操関係者が言う。

 

「実は、内村航平(27=コナミスポーツ)が、団体金メダルを獲得するためのキーマンだと思っているのが田中なんです。どういう意味でキーマンなのかは定かではないのですが、大事なところでミスが多いのは確か」

 

 床運動や跳馬で高得点が狙える白井健三(19=日体大)をはじめ、安定感が随一の加藤凌平(22=コナミスポーツ)、つり輪で信頼されている山室光史(27=コナミスポーツ)と計算できるメンバーがいる中、美しい体操が持ち味の田中はミスという“不確定要素”がある。個人総合2連覇を度外視して団体に注力してきた内村にとって、不確定要素は何としても排除したいところ。

 

 それだけに、本紙が田中に聞くと「もう許されませんよね…。特に昨年の世界選手権で2つもミスしてしまった。あのときは引きずったし、もうあれ以上のことはない。だからこそ今回の五輪では、ミスはしません」と自分に言い聞かせるように語ったが…。

 

 悲願の団体金メダルは達成できるのか。体操男子は、まずは8月6日に予選に臨む。