国際体操連盟(FIG)は17日、3月の種目別W杯でロシア軍の勝利を意味する「Z」マークをユニホームに付け出場したイワン・クリアク(ロシア)に対し、体操倫理財団(GEF)懲罰委員会パネルが1年間の出場停止などの処分を決めたと発表した。

 FIGによると、クリアクは17日から1年間、FIG加盟連盟が主催する公認のイベントや競技会に参加することができない。さらに、1年後の2023年5月17日にロシア人選手を国際大会から除外する措置が継続されている場合、クリアクの出場停止は継続され、当該措置の解除から6か月後に失効するという。

 FIGは「クリアクはこの決定に対し、決定の通知を受け取ってから21日以内に上訴する権利を有する」と記している。

 問題行動の後に「チャンスがあればまた同じことをやるだろう」と語っていたクリアク。どんなリアクションを起こすのか。