新体操の元世界女王アリーナ・カバエワ氏が、ロシアの戦勝記念日に合わせて〝ロシア軍礼賛ショー〟を開催した。

 ロシアメディア「ZVEZDI」は「高級ドレスを着たアリーナ・カバエワが新体操フェスティバルを開催した。厳粛な公演がモスクワで行われた」とカバエワ氏の主催で盛大なイベントが挙行されたと報じた。

 新体操のイベントではあったが、その内容はロシア軍を賛美する色が濃くなった。

「大祖国戦争中のソビエト人の偉業にささげられたため、オーケストラが演奏する軍歌の伴奏に合わせて多くのプログラムが適切に考えられ、実行された」とその詳細を報じた。

 さらに「主な注目は彼女の個人的な生活についての推測だった。また大衆が長年見守ってきた神秘的なカバエワに向けられた」とイベントに加え、カバエワ氏に対する注目度も高まっていると指摘した。

 カバエワ氏を巡っては、米国は欧州各国などが制裁の対象に加えようと検討中。今回のイベント開催は、資産凍結に備えて収益を生み出す狙いもありそうだ。

 以前からプーチン大統領との〝親密な関係〟が指摘されているカバエワ氏だけに、その動向が注目される。