体操・村上茉愛が描く第2の人生 理想はあの憧れの先輩

2021年10月25日 11時00分

引退を決意した村上(代表撮影)
引退を決意した村上(代表撮影)

 体操ニッポン女子のエースが新たな道を模索している。世界選手権最終日(24日、北九州市立総合体育館)に女子種目別床運動の決勝が行われ、東京五輪銅メダルの村上茉愛(25=日体クラブ)が金メダルを獲得し、有終の美を飾った。試合後に「今日で引退します」と明言し、引き際の美学について「競技成績が下がっていく時に辞めるのではなく、良い時に自分の最終地点を決めて終わりにしようと思った」と説明した。

 気になるのは今後の活動だ。村上は「次のパリ五輪、それ以降の五輪でたくさんメダルを取れるような日本の女子選手をつくり出したい。裏方になるかもしれないけど、そのお手伝いができればと考えています」と話した。

 しかし“裏方”に収まるとは考えにくい。かねて「人前に出る仕事は好き」と語っており、喜怒哀楽を表に出す天真らんまんな性格だ。もともと子役の経験もあり、2005年には深田恭子主演のドラマ「ウメ子」(TBS系)にも出演。華やかな世界への憧れは強く、以前の本紙インタビューでは「田中理恵さんみたいに体操関係の仕事でテレビやトークショーに出て体操の魅力を伝えたい。そういう仕事に就けたらいいなって思います」と未来を思い描いていた。

 田中さんは日体大の先輩にあたり、2012年ロンドン五輪に出場。引退後はテレビ出演を通して体操競技の普及に尽力し、日体大児童スポーツ教育学部の助教授や東京五輪・パラリンピックの理事も務めた。憧れの先輩と同じく、“ゴムまり娘”も第2の人生でスポットライトを浴びることだろう。 

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