東京五輪の体操女子種目別床運動で銅メダルの村上茉愛(24=日体クラブ)が3日、現役続行の意思を示した。

 この日行われたメダリスト会見で女子の個人では初となるメダル獲得に喜びを見せるとともに、今後の目標を問われ「まずは世界選手権が国内の北九州で開催が決まっているのでそこに向けて頑張りたいというのが一番近い目標。メダリストとして日本の皆様に演技を見せられるので、昨日みたいないい演技が見せられるように練習していきたい」と語り、10月に福岡・北九州市で開催される世界選手権へ照準を定めた。

 大会前には東京五輪を集大成と位置づけ、五輪後の引退をほのめかしていた時期もあったが「世界選手権の国内開催が決まって、五輪後に(今後を)決めようと考えていた。メダルも取れて気持ちも体も前を向いてまだまだ頑張りたいと思えた。体がもう厳しいと思えるまで頑張ってみたい」と現役続行への意欲と決意をきっぱり。

 世界選手権でも躍動する姿を見せることができるか。