内村勝利の原動力は「あの屈辱」

2014年11月03日 16時00分

 体操の全日本団体選手権最終日(2日、東京・国立代々木競技場第一体育館)、男子は内村航平(25)擁するコナミが272・600点で2連覇を飾った。4種目に出場した内村は連戦の疲労が蓄積しているにもかかわらず、ノーミスの演技でチームをけん引した。

 

 勝利の原動力になったのは10月の世界選手権(中国・南寧)だ。日本は中国にわずか0・1点差で敗れ、10年ぶりの団体世界一奪還に失敗。森泉貴博コーチ(43)は1日のミーティングで「世界選手権の団体決勝よりもいい演技、いい内容にしよう。優勝、優勝と目指すのではなく、まず内容を揃えていこう」とチームに呼びかけた。

 

 世界選手権では、中国に地の利があったとはいえ、日本も若手に細かいミスが続いた。内村は誰よりも悔しさをあらわにした。この日は内村だけでなく、コナミの全選手がまるで見本を示すかのようにミスのない会心の演技を披露した。

 

 内村は「来年(の世界選手権)、(2016年の)リオ五輪はすごいプレッシャーがかかると思うんですけど、演技で返していきたい」と力強く宣言。打倒中国を果たすことを約束した。