【体操】内村航平〝夢舞台〟東京五輪への思い「今回は5年に一度。特別以外の言葉が見つからない」

2021年06月06日 18時55分

五輪4大会連続出場を決め、歓声に応える内村(代表撮影)

 ついにキングが夢をつかんだ。体操の五輪個人総合2連覇・内村航平(32=ジョイカル)が6日、全日本種目別選手権(群馬・高崎アリーナ)の鉄棒決勝で15・100点をマーク。東京五輪の個人枠「1」を争っていた跳馬の米倉英信(24=徳洲会)に僅差で競り勝り、4大会連続出場を決めた。

 この日はH難度のブレトシュナイダー(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)などの大技を決めたものの、離れ技の後にダブルスイングという痛恨のミス。演技後は悔しさをにじませたが、なんとか夢舞台の切符を手にした。

 19年4月の全日本選手権でまさかの予選落ち。東京五輪を「夢物語」と話し、一時は諦めかけた。その後、新型コロナウイルスによって世界が一変。前代未聞の五輪延期も重なり、思いもよらない2年となった。試合後、内村は「やっぱり一回、ドン底まで落ちた人間はさらに強くなれるんだなって改めて感じている」と壮絶な道のりを振り返り、代表内定には「本当に運が味方してくれた」と話した。

 東京五輪への気持ちを問われると「過去3大会(北京、ロンドン、リオ)に出ていますけど、自分の生まれ育った国でできるっていうのは、どの大会にもなかったこと。今回に限っては延期もあり、5年に一度の五輪。『特別』以外の言葉が見つからないです」としみじみと語った。数々の金字塔を打ち立てた体操界のキング。次はどんな伝説を見せてくれるか。

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