【体操】五輪1枠ガチバトルの内村 vs 米倉 試合後も “激アツ”「出来レースじゃ面白くない」

2021年06月05日 18時32分

跳馬で華麗な演技を見せる米倉英信(代表撮影)

 体操の東京五輪選考レースが佳境に入った。5日に開幕した全日本種目別選手権(群馬・高崎アリーナ)の男子予選では、鉄棒の個人枠を狙う五輪個人総合2連覇・内村航平(32=ジョイカル)、同じく跳馬で枠取りに燃える米倉英信(24=徳洲会)の一騎打ちに注目が集まっている。

 鉄棒の内村は15・766点のハイスコアをマーク。これは17年6月に自身が記録した15・7500点を更新する世界最高得点だった。一方の米倉は跳馬で2本平均15・016点。選考ポイントは内村150点、米倉140点と大激戦となっており、勝負の行方は6日の決勝に持ち越された。

 そんなガチバトルを繰り広げる2人は試合後、熱い言葉を交わしていた。完璧な演技をしたキング内村に対し、米倉は「さすがですね。あの舞台で攻められるのはすごいです」と脱帽すると、キングは「ヨネクラ(伸身カサマツ2回半ひねり)もすごいだろ」と米倉自身の名前がついた大技を絶賛。さらに両者は「勝ち確(定)とか出来レースじゃ面白くない」「(こういう戦いは)燃えるよね」と話し、健闘を誓い合ったという。

 単独トップに立った内村は「お互いに頑張って、その結果だと思う。自分の演技以外、必要以上に何も考えないほうがいいと思います」と、戦う相手はあくまで自分。一方の米倉は「本当に明日(6日)まで何が起きるか分からない。負けじとくらいついていくしかない」と一歩も引かない。

 夢舞台への切符はたった1枚。泣いても笑ってもラスト演技で明暗が分かれる。

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