国際体操連盟(FIG)は10日、ホームページ上で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪予選会が中止になったことを受け、日本が体操男子個人で東京五輪出場枠を1つ獲得したことを発表した。

 五輪予選だった個人総合のW杯は、先週のドイツ大会に続いて英国大会が中止に。4戦中3戦以上の開催が五輪予選の条件だったため、成立しなくなった。これを受け、規定により2019年世界選手権の団体総合予選の上位3か国に出場枠が1枠ずつ割り当てられた。男子はロシア、中国、日本で、女子は米国、中国、ロシア。

 日本男子は、東京五輪団体総合出場権を確保しており、個人枠については種目別のスペシャリストらが代表を争う。東京五輪出場を目指す内村航平(32)が種目別鉄棒に絞って出場を目指している。