手負いでも強い!“絶対王者”内村首位発進

2014年05月10日 16時00分

 体操世界選手権(10月、中国・南寧)の代表選考を兼ねた全日本選手権(東京・代々木競技場第一体育館)が9日開幕し、絶対王者の内村航平(25=コナミ)が好発進した。

 

 7日の練習で左僧帽筋を痛め、薬を服用しての出場。最初の跳馬で着地が乱れる滑り出しだったが、鉄棒と床運動では世界王者の白井健三(17=岸根高)を退け、1位で予選を通過した。個人総合7連覇に向け、内村は「今日以上(の演技)は望めないと思っている」と控えめだが、陣営の考えは逆だった。

 

 加藤裕之監督(50)は「今日ぐらいの演技でいいと思う。無理をしないでやってもらえれば」とVを確信。実際に「平行棒はかなり技(の難度)を落としている」という状態にもかかわらず、2位の野々村笙吾(20=順大)に合計で0・550点の差をつけた。万全の体調でなくても十分頂点を狙える。

 

 内村は「この状況の中で(1位で)終わったので辛抱強くなったと思う」と話すように、早くも独走ムードを漂わせていた。